リアルタイムコンテンツ「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」を”今”履修すべき理由

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 筆者のどうでもいいあらすじ
 ラブライブというコンテンツがまぁそこそこ好きだった。μ'sに始まりスーパースターまで全部一通り視聴した。
 高校時代の限られた時間の中でも「輝きたい!」という欲求に駆られ、瞬く星のようなきらめきで輝く彼女たちの物語に心惹かれてしまう。

 声優の行う2.5次元ライブには興味が持てなかったのでライブに行ったりはしてないし、ソシャゲが苦手なのでスクスタやったりまではしていなかったからいわゆる「ラブライバー」と呼称されるほどではなかったけれどもまぁそこそこに好きだったのだ。

 そんな中途半端ラブライバーもどきのオタクのおにぎりがラブライブコンテンツの布教記事を書こうとしているのである。どの口が?って感じではあるけれどできれば最後まで読んでいただきたい。
 正直タイムラインの身内に向けた記事ではあるものの、この記事が多くの人に届き共有されることを願って書こうと思う。

おにぎりの蓮ノ空との邂逅

 自分語りみたいなもんだから次まで読み飛ばしてくれても構わないぜ、大きな声じゃ言えないがね。

蓮ノ空女学院スクールアイドル同好会」(以下蓮ノ空)


 「確かラブライブ初のバーチャルスクールアイドルだっけ?」そんな感じのふわっとした認識で存在自体は知っていた。
 そんなおにぎりがこの蓮ノ空の存在をしっかり認知するようになったのは4/24に公開されたとあるMVによってだった。

youtu.be
 かわい~~

 「スリーズブーケ」と呼ばれるユニットの楽曲「フォーチュンムービー」である。
 埋め込まれた動画のサムネイルをみたキモオタク諸君なら気が付いたと思うがしぐれういがイラスト、もとい撮影したMVである。
ラブライブで?!」
 それもそのはず、今まで歴代ラブライブでリリックビデオ形式でのMVなんてほとんど見たことなかったので(ないよな?)気になって動画を見に行ってしまった。

「か、かわえ~~~~……」

 口角が吊り上がりすぎて天井に刺さった。オタクなんてそんなもん。
絵が可愛いけりゃ曲も歌詞も可愛い「運命の人、本当に出会えるんでしょうか~~」あたりのセリフパートもすげえ可愛い、ラブソングになる前の恋に恋する女の子って感じで好(ハオ)であった。
 一度視聴してから結構気に入ってしまったのでそれからは一日5回くらい聞き返したものである。


 おにぎりにとってはリリックビデオ形式のMVを出すコンテンツだと最近ではプロセカあたりとかを思い浮かべるのだが、引けをとらない最高のMVであったと言わざるをえない。
youtu.be
(これは一番好きなプロセカのMV)


 興味を持ってしまったのでいろいろ調べると、どうやら蓮ノ空は3組のユニットに分かれて代々受け継がれてきた楽曲や衣装を使ったりするらしい。

後で触れるやつ


「シュヴェスターかな?」

 最初に抱いた感想はソレだった。直近だと私の百合はお仕事です!とかで聞き覚えのある人もいると思う。

 蓋を開けてちゃんとストーリーを読めばそんなことは全くなかったのだが……(本当か?)

 第一印象としては「なんでこの時期にラブライブ百合姫の漫画が交通事故起こしてるんだよ」とか言う最低最悪なファーストインプレッションであったがひとまずその辺の感想は飲み込んで触れてみることにした。
 (まぁほかにもあるキャラクターカードのイラストがささ恋とか言う百合姫の漫画とも交通事故を起こしてくれたからってのもあるけどそこは割愛しておく)

 オタクは新しく見つけたコンテンツを自分の知っているコンテンツとの共通部分(例:仮面ライダージオウとまちカドまぞくetc……)を見出して笑ったりするキショい生き物であるが、理由はなんであれ触れることが大事なのだ。

リアルタイム連動プロジェクト

そもそもどういうコンテンツなのか、今までの歴代ラブライブとはなにが違うのか、そこから触れていこう。


 「リアルタイムに更新されるコンテンツであること」この一言に尽きる。

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブは、
1年365日、入学から卒業までの限られた時間のなかで、
彼女たちと喜び、悲しみを共にし、同じ青春を過ごす、
リアルタイム「スクールカレンダー」連動プロジェクトです。


 昨今のストーリーもののソシャゲでは、メインストーリーの合間にイベントストーリーなどを更新しつつだいたい2~3年ほどを目安にしたところで進級!と時間を進めるコンテンツが大半を占めると思う。
 バンドリではつい最近卒業式があったらしいし、
 プロセカもモアモアジャンプの面々(主にみのりと遥)が進級に際し、自分たちの活動のために普通科から単位制への編入を決意する涙なしには読めないイベストも現在絶賛公開中である。(コレ書いててまだ読んでないけど)
 ラブライブの布教ブログでプロセカへの熱を語っても仕方ないのでこの辺にして……


 従来のコンテンツとは大きく異なり、今作のラブライブでは言葉の通りリアルタイムで更新されていくコンテンツであり、こちらの現実で一か月が経てば作中の彼女たちの時間も一か月経過するわけである。

 Link!Like!LoveLive!のアプリが配信されたのが4月頃。
 4~5月までで入学して作中キャラ達がそれぞれユニット「スリーズブーケ」「DOLLCHESTRA」を結成するまでを描き、6月の現在では月末に実施される文化祭(舞台の蓮ノ空女学院は年に3回文化祭を行う狂った高校らしい、いくら力を入れていても限度があるだろ)に向けた準備をする様子が描かれている。
 ちなみに蓮ノ空にはほかに「みらくらぱーく」なるユニットもいるはずだがストーリーにはまだ顔出ししかされていない。

 先ほどの進級の話をしたうえで察した人もいると思うがマジにキャラたちが進級もするし卒業もさせる気らしい。
 普段の配信(※後述)でも1年生二人が「来年は私たちも先輩になるんだよ」「あんな先輩おふたりみたいになれるかな」といった話題にしていたりするくらいである。


 「推しは推せるときに推せ」とはよくいうものであり、3年後に今のキャラ達と交代で新入生が入ってくるのか、蓮ノ空というコンテンツ自体が幕を閉じるのかまではわからないが、今輝こうと励み、もがく彼女たちの姿を応援することができるのは今だけということになる。

 勿論歴代ラブライブアニメではスーパースターLiellaの1期生5名が進級しているし、初代μ‘sら9人が卒業した姿を描いてはいるものの彼女たちに関してはワケが違うのである。

配信コンテンツ「With × MEETS」

 最初にふわっとした認識で触れたバーチャルスクールアイドルについてあるが、今作のラブライブは数日に一度最大の特徴の一つである「配信」を行うのである。
 なにを言ってるかわからないと思うが、3Dのガワを使って数日に一度15分程度の配信をしてくれるのである。

 とりあえずここまでで興味を持ってくれている人は下の配信を見てきて欲しい。
www.youtube.com

 すごくない???キャストさんがやっているわけなのだがロールプレイとしてここまでの完成度の配信をしてくれるわけである。(流石に台本はあるんだろうけど)
 この完成度の高いロールプレイで数日に一度供給をしてくれるわけである。

 ちなみにまだ藤島慈さんはまだ本編ストーリーでは一度しか顔見せしていないし、この配信しかしていないのでおにぎりはたびたび聞き返してしまっている。
 
 従来のラブライブだけでなくアイドルコンテンツでは供給があるとしてもアニメやソシャゲでのストーリーであったり、ボイスドラマで供給されるのがよくある話だと思うが、実際にキャラ達が生きて画面の向こうで配信をしてくれるのである。ガチ恋勢にも手厚い介護である。
(まぁプロセカもイベスト最終日にライブっぽいことやってるけどアレはちょっと違うし……)

 この質の高いロールプレイで繰り出されるリアルタイムのキャラ同士の掛け合いも魅力であり、誕生日を祝う配信であったりラジオであったり、時折「最近の綴理先輩の様子が~」とか漏らしたり、節々から関係性のオタクが狂える材料もこぼしてくれるわけである。狂う。

3Dライブ配信「Fes × Live」

 3Dのガワを使って配信ができるということはもちろんライブもできるわけである。
 月に一度、「Fes × Live」なる生ライブ配信を行ってくれる。
(機材トラブルで配信に不備があった際もキャラが「ちょっと機材の調子が悪くて~ごめんなさい」とか言ってるので多分収録とかじゃなくてマジで生配信のはず)
 4月にサービス開始したコンテンツの月1ライブなのでまだ2度しかしていないのだがこのライブも滅茶苦茶レベルが高い。
youtu.be

(僕の好きなライブ)
 なによりアツいのが4月に初披露した曲のパフォーマンスが5月のライブで明らかに質が向上していたのである。
 アイドルの成長を実感できるシーンほどオタクファン冥利に尽きるものはない。

 まぁなんか今月から所属するサークルのゲーム成績によってライブのチケットの質が変わる地獄が始まるらしいけど普通に楽しむ分には問題ないと思うし……

活動記録(ストーリー)

 ここまで蓮ノ空の特徴を紹介してきたけど、実際問題ストーリーが面白かったりキャラに魅力がなければ意味がねえだろと、臨戦態勢をとっている人もいると思うが「マジで面白い」と言おう。

 今作のラブライブ石川県金沢市にある創立100年を超えた歴史を持つ私立蓮ノ空女学院が舞台。
 周りは自然に囲まれ全寮制、街へは外出届を出して交通機関で結構な時間をかけないと繰り出せない。そんな学校で「放課後は友達とカラオケしたりスイーツ食べてショッピングしたかったのに!」と期待が外れてしまう、病弱な幼少期を持つ新入生日野下花帆がスクールアイドルになって花開くまでの物語である。

 まぁ今作も最初の一話に関してはラブライブ特有の頭の悪い茶番唐突な展開が見受けられるもののさほど気になるレベルではない。(いやラブライブに洗脳されているだけで慣れていいレベルじゃないと思うが)

 そんな今作は前述したとおりユニット名や楽曲、衣装を伝統として引き継がれており、今までのラブライブ作品以上に「ユニット」というものが重視されている(1校に3ユニットいるのラブライブどうやって出場する気だよ)


 1~3話では一時は転校も考えた花帆に運命を感じた2年の梢がスクールアイドルの魅力を伝え結成した「スリーズブーケ」。

 4~6話ではフィギュアスケートでの表現に行き詰まり悩んでいるさやかに水色のきらめきを感じ取り勧誘。
 普段は自分が世話しないと昼食を食べ忘れるほどのマイペースな綴理だが、ステージ上でのパフォーマンスに惹かれたさやかの「DOLLCHESTRA」が結成されるまでを。

 7~8話では文化祭に向けて部活動紹介を書くことになった花帆とさやかの1年生コンビが、一年前の梢と綴理の過去と向き合い4人で前に進むための話を……


 みかみてれんと藍藤唯が執筆


(正直藍藤唯さんのことは存じ上げなかったが)
百合のオタクならほとんどが知っている、脚本に漫画原作もやるライトノベル作家みかみてれんが執筆
 これだけでオタクの紹介なんてせずとも読む気にならん?なってくれ、ここまでブログ書いてて「感想の言語化がド下手くそでプレゼン能力皆無なんだな俺」と思い始めてきているので。

 ここまで書いてしまったので続けるが……

 そもそも先輩と後輩の関係を重視してあくまでも部活動としてスクールアイドルを真摯に描写してくれて、今までのラブライブ作品にあった「みんな仲間だからタメでやろう!」とはまた違った良さがある。(スパスタ2期の話を俺にすんな)
 
 そしてこの現在進行形でストーリーを更新していくというコンセプトがそもそもラブライブの「瞬間瞬間を必死に生き輝こうとする」スクールアイドルという描写にベストマッチしているといえる。

 ちなみにこのストーリーは更新されたらマジでさっさと読む必要がある。
 更新したその日の夜のWith×MEETS配信でストーリー中のネタに触れたりするので本当に鮮度が命のコンテンツであるが、後からほとんどはYoutubeでも公開してくれるので多忙な人間にも優しいコンテンツになっている。

 現在公開されているのは8話の前半、全編3Dアニメフルボイスで公開されている。
 時間にしておそらくアニメ1クールちょい分しかないのでマジで追うなら今のうちからの方が後々楽である。

 どんなキャラがいるかの紹介を魅力も含めてここに記すと記事の分量が3倍くらいに膨れ上がりそうなのであとは以下の再生リストにある自己紹介を参考にしてくれると大いに助かる。
🪷メンバー自己紹介動画 - YouTube
 一応下にそれぞれのユニットの関係性についてのあっっっっさい解説も一応添えておく。


・スリーズブーケ

 1年 日野下花帆

今作の主人公枠、病弱で子供のころは外で遊ぶことも叶わない幼少期を持つ。
梢先輩にスクールアイドルの魅力を教えてもらってからは先輩にベッタリ。
先輩の姿を見ると尻尾振って喜ぶタイプの犬みたいな子

 2年 乙宗梢

格式高い音楽一家に生まれるも、親を説得し幼少期からのあこがれであったスクールアイドルとして活動。
花帆との出会いに運命を感じ、スクールアイドルの魅力を伝える。
ちょいちょい調子に乗る花帆に手を焼きつつも(トレーニング中以外は)あらあらと言いながらベッタベタに甘やかすタイプの先輩。
過去に同じ2年の夕霧綴理とはなにかあった様子だが……


・DOLLCHESTRA

 1年 村野 さやか

フィギュアスケートの表現で行き詰っていたところを(人との距離感がおかしい)夕霧綴理によってスカウトされる。
その際見せてもらった綴理のパフォーマンスに惹かれゾッコン。
普段は超マイペースで放っておくと昼食を抜く先輩のために弁当は作るわ朝起こして着替えさせて一緒に登校する新妻仕草を発揮。

 2年 夕霧綴理

自分でもよくわからないところで褒められるほどの言わば「天才」
「未完成ながらも集団で作る芸術」に焦がれスクールアイドル見習いを自称
部活勧誘で「水色のきらめき」をした村野さやかと出会い、二人でスクールアイドルになることを決意。
1年前に乙宗梢とはなにかあった様子だが……


 いや余計な先入観を与えさせずにまず読ませたいのであっさいことしか言えないオタクになっている。
 そもそも俺のタイムラインにいるオタク、みかみてれんの書いたラブライブのストーリー脚本興味ない?っていったらそこそこの人数が食いついてくれると信じているよ。

最後に

 確かこのブログ原稿を書いている最中にも一回配信があったし、多分公開した次の日にはガチャの更新とかストーリーの更新とかもされているとは思う。

 それほどにリアルタイムで常に更新され、描かれ続ける彼女たちの輝きを、関係性を見るなら””なのである。
 (稀に二次創作で小説を書く身でありながら)己の言語化能力の貧弱さに焦りを感じつつも、このオタクの蒙昧な一人語りを参考にして興味を持ち””から読んでくれる人が現れることを切に願うばかりである。


 で、どこで読めばいいんだよという方のために紹介するのが
t.co
 アプリ「Link!Like!LoveLive!」である。確か容量は1.8GBくらいだったはず。

 これを入れさえすれば必要最低限配信もストーリーも全部見れるので(追加要素の配信後のおまけ配信やライブ席券とかは知らん)新しくゲームやる暇はないという人も試しに触れてみてくれると嬉しい。


 ちなみにゲーム要素も一応かじりたいけど何すればいいかわからんって人は

UR Dreams Believer夕霧綴理」ってカード交換してそいつ連打すれば大抵のステージはクリアできるよ、いやマジで。


 最後の紹介だけ本当にクソ雑になってしまったがマジで読んでくれ、フォロワー諸君。